2020/12/01(火)

理事長便り(第13回)

       第13回 地球温暖化による気候危機と災害への備え

 

近ごろ頻繁に「観測史上最高の気温」「50年に1度の大雨」などと形容される気象現象が起きています。原因とし

て考えられるのは気温上昇です。つまり地球温暖化が進行しているということです。“気候変動”と呼ばれていまし

たが、激しさを増した近年は“気候危機”と呼ばれるようになり、災害に備える(適応する)ことが今まで以上に必

要となりました。

地球温暖化による気候危機は、私たちの生命や財産を脅かしています。この温暖化に大きく関係するCO2 の排出量

を削減するための対策を「緩和策」と呼びます。CO2 は、日常生活に欠かせない家電品や車の利用などにより排出

されるため、無駄な使用を控えることや効率のよい製品を使用することが求められます。

また、温暖化による影響に備えるための対策を「適応策」といいます。行政レベルの適応策は、河川や海岸の護岸

工事や変化する気候に対応できる農作物への品種改良などがあります。そして、私たち個人レベルで行うべき適応

策は、災害から身を守るための対策で、「自助・共助・公助」の内、自助に該当する分野の充実を図るものです。

そのためにお住いになっている土地(場所)、住宅、生活や自分自身について現状をチェックし、対策を検討、不足

していることがあれば補う必要があります。

そこで、災害への備えとして活用していただきたいのがハザードマップです。地震、津波・高波、土砂、浸水など

の発生時に予測される災害の大きさとその範囲を地図に表したもので、市町村の災害対策担当窓口やインターネッ

トから入手可能です(自治体によっては整備していないマップもあります)。

自分の家がどのような立地にあるのか周辺の状況も含め確認し、起こりうる被害を予測、避難のタイミングなどを

考えてください。具体的には、ハザードマップに基づき現地及び避難場所確認したうえで、住宅の安全性、生活、

自分自身についてチェックすることが必要です。多発する自然災害から命を守る取り組みを実践しましょう。

くまもと温暖化対策センターでは、「2020 地球温暖化の影響による気候危機と災害への備え・適応力自己チェッ

クリスト」を作成し試行中です。興味のある方は事務局までお問い合わせください。

 

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PDF_24地球温暖化による気候危機と災害への備え(265KB)

 

 今までの 理事長便り一覧

 ・理事長より(第1回)

 ・2020年度当初所感(第2回)

 ・理事長便り(第3回)   温暖化・プラスチック・感染症問題の共通点

 ・理事長便り(第4回)   プラスチック問題を考える

 ・理事長便り(第5回;緊急)豪雨被害お見舞いと地球温暖化適応策

 ・理事長便り(第6回)   CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けてエネルギーイノベーションへの期待

 ・理事長便り(第7回)   CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けて

 ・理事長便り(第8回)   市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画事務事業編)

 ・理事長便り(第9回)   市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画区域施策編) 

 ・理事長便り(第10回)   日本の地球温暖化対策について

 ・理事長便り(第11回)   昔の生活・社会とこれから(脱炭素生活)

 ・理事長便り(第12回)   脱炭素社会構築に向けて

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