2020/12/10(木)

理事長便り(第14回)

  第14回 令和2年度環境白書「気候変動時代における私たちの役割」のご紹介

 

本年7月に発行された環境白書をご覧になりましたか。

環境白書は、環境に関する現状分析と将来展望をまとめたもので、毎年環境省が編集しています。大変に読みやす

い内容です。

第1章気候変動問題をはじめとした地球環境の危機

第2章政府・自治体・企業等による社会変革に向けた取組

第3章一人一人から始まる社会変革に向けた取組

となっており、参考資料も含め142頁にまとめられています。

第1章では、気候変動を始めとした地球環境の危機が、人為的要因による温暖化によるものであること、海洋プラ

スチック問題も深刻であること、これら現状に対応するため社会の変革が必要なことが記されています。

第2章では、社会変革に向けた具体的な取組みが紹介されており、第3章で脱炭素と持続可能な社会づくりに向けた

ライフサイクルイノベーションについて記載されています。

なお、ライフスタイルイノベーションについては、私たち一人一人が始めるべき取組みが、「衣食住」「移動・交

通・輸送」「働く」「レジャー・余暇」に分けて事例を示し説明されていますので、大変参考になるものです。

読み終えると、現状の地球環境の全容と社会の動向が理解できます。また、つまみ読みでも理解できますし、将来

への希望も感じることができると思いますので、是非、ご一読ください。

インターネットを用いて「環境白書」で検索すると入手可能です。

この中で私が希望を感じたのは、地球環境の危機に対応するため、社会の変革が各地ですでに始まっていることを

知ることができたからです。もちろんのこと記載されていることが全てではありませんし、上手くいっていないも

のもあるかも知れませんが、いずれにしてもライフスタイルイノベーションの萌芽期にあると思いました。

1800年代に起きた化石燃料利用は、私たちの生活を大きく変え、今の世界経済を構築しましたが、それより以前に

は、石炭や石油を利用する社会が到来するなど考えたこともなかったはずです。それから200年ほど経った現在、

脱炭素社会に向けた動きが加速していますが、京都議定書が採択された1997年頃、この様な現状を予想する人もま

た極わずかだったと思います。この20年ほどで社会は大きく方向を転換し、その真っただ中に私たちはいます。

脱炭素社会がどのようなものか想像することは難しいかもしれませんが、再生可能エネルギー利用が増大し、蓄電

池の普及もあり、脱炭素に向かって確実に進行していることが感じられます。

 (参考)

 環境白書のURL: https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/

 解説動画(リンク先:YouTube) [第1章] [第2章] [第3章] [第4・5章]

 

 

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PDF_24令和2年度環境白書「気候変動時代における私たちの役割」のご紹介(128KB)

 

 今までの 理事長便り一覧

 ・理事長より(第1回)

 ・2020年度当初所感(第2回)

 ・理事長便り(第3回)   温暖化・プラスチック・感染症問題の共通点

 ・理事長便り(第4回)   プラスチック問題を考える

 ・理事長便り(第5回;緊急)豪雨被害お見舞いと地球温暖化適応策

 ・理事長便り(第6回)   CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けてエネルギーイノベーションへの期待

 ・理事長便り(第7回)   CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けて

 ・理事長便り(第8回)   市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画事務事業編)

 ・理事長便り(第9回)   市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画区域施策編) 

 ・理事長便り(第10回)   日本の地球温暖化対策について

 ・理事長便り(第11回)   昔の生活・社会とこれから(脱炭素生活)

 ・理事長便り(第12回)   脱炭素社会構築に向けて

 ・理事長便り(第13回)   地球温暖化による気候危機と災害への備え

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