2021/08/03(火)

理事長便り(第21回)

       ミシュランガイド東京2021「グリーンスター」部門よりSDGsの理解

 

秋の味覚サンマの漁獲量が激減しています。海流や海水温の変化に加え、取り過ぎも原因と言われていますが、サ

ンマに限らず「食」を維持すること、食料確保が今後ますます困難になることが予想されます。

対策の1例になると思いますが、熊本の企業DAIZは、大豆由来の植物肉原料を製造する技術を開発、大手食品メー

カーと資本業務提携し、広く社会に植物(大豆)由来の肉を提供するべく業務を展開しています。

そんな中、東京のレストランの格付け本「ミシュランガイド東京2021」に新たな「グリーンスター」部門が新設さ

れたことが、1月の熊日新聞記事に掲載されていました。

食品ロス削減や絶滅危惧種の保護などにレストランとして取組むもので、研究者や漁業関係者を招いたりして、気

候変動や乱獲の問題について学び、業務に生かしているようです。フランス料理を中心とする6店が選ばれたとの

ことです。そして、「料理を提供する側と食べる側の双方が意識を変えるきっかけとなりそうだ。」と結んでいま

す。

この記事を読んで、事業活動における効果的なSDGsへの取り組みのあり方を見た気がしました。

多くの皆さまはご承知と思いますが、世界人口が爆発的に増加し、格差や地球環境問題が深刻化する昨今、誰一人

も取り残すことなく生きていかれるよう17の目標が示され、世界中の国が批准して取り組んでいるのがSDGsで

す。「グリーンスター」部門は、この中の8項目にアプローチしていると思ったからです。

政治や事業など様々な分野においてその在り方を評価する際、17の目標に照らして不足している項目や偏りなどを

把握、充足させることで社会が求める政策や製品、サービスの提供がなされることを期待します。

 

ミシュランガイド東京2021「グリーンスター」部門のSDGs該当項目(私的評価)

  • ① 2.飢餓をゼロに
  • ② 4.質の高い教育をみんなに
  • ③ 8.働きがいも経済成長も
  • ④ 12.つくる責任つかう責任
  • ⑤ 13.気候変動に具体的な対策を
  • ⑥ 14.海の豊かさをまもろう
  • ⑦ 15.陸の豊かさも守ろう
  • ⑧ 17.パートナーシップで目標を達成しよう

 

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 今までの 理事長便り一覧

 ・理事長より(第1回)

 ・2020年度当初所感(第2回)

 ・理事長便り(第3回)   温暖化・プラスチック・感染症問題の共通点

 ・理事長便り(第4回)   プラスチック問題を考える

 ・理事長便り(第5回;緊急)豪雨被害お見舞いと地球温暖化適応策

 ・理事長便り(第6回)   CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けてエネルギーイノベーションへの期待

 ・理事長便り(第7回)   CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けて

 ・理事長便り(第8回)   市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画事務事業編)

 ・理事長便り(第9回)   市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画区域施策編) 

 ・理事長便り(第10回)   日本の地球温暖化対策について

 ・理事長便り(第11回)   昔の生活・社会とこれから(脱炭素生活)

 ・理事長便り(第12回)   脱炭素社会構築に向けて

 ・理事長便り(第13回)   地球温暖化による気候危機と災害への備え

 ・理事長便り(第14回)   令和2年度環境白書「気候変動時代における私たちの役割」のご紹介

 ・理事長便り(第15回)   SDGs、ESDについて(Ⅰ)

 ・理事長便り(第16回)   SDGs、ESDについて(Ⅱ)

 ・理事長便り(第17回)   人新世と言われる時代 SDGsに覚える自分自身の空虚感を埋める作業

 ・理事長便り(第18回)   「風が吹くと桶屋が儲かる」について

 ・理事長便り(第19回)   「気候正義(climate justice)」という言葉について

 ・理事長便り(第20回)   企業の脱炭素経営の促進と動向及び新たな「環境主義者」について

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