2020/06/04(木)

理事長便り(第3回)

    温暖化・プラスチック・感染症問題の共通点

 

降ってわいたような新型コロナウイルス感染症は、急激なスピードで世界中に蔓延し、

公表されて以降、概ね6か月を経過した5月後半の世界の感染者数は500万人、死者数

は34万人を優に超えました。この対策として生活や事業活動の自粛が求められ、移動

が制限されたことで、世界経済は過去にない程のダメージを受けており、健康と経済

のダブルの被害が、これからの世界の在り方に大きな影を落としています。

プラスチックの問題はどうでしょう。世界各地の海浜に膨大な量のプラスチック製品が

流れ着き、マイクロ化したものは水中や海中、空中を漂い、鳥類や魚類の生存を脅かし

ています。人間の体内からも検出されるに至り、健康被害が心配されますが、最近の日

本における調査結果で分かったことは、最も多いのが人工芝によるものだそうです。レ

ジ袋に目が行きますが、現実は少し違うようです。

地球温暖化の問題はというと、化石燃料を使用することによるCO2濃度の上昇に起因す

ると言われて久しいのですが、各国の対応は未だにまとまりを見せず、世代間の断絶も

顕在化しています。化石資源は、プラスチックとCO2に姿を変え、静かにそして確実に

環境を悪化しています。

これら3つの問題に共通する点は、どれも人間の存在、活動に起因しているということ

です。

世界人口が75億人を突破し、増え続けている現状において、行動範囲が世界中に及ぶと

ともに人の接触が密になりました。より便利なものを生産し使用、移動や生活、産業活

動で使用するエネルギー量が増大し続けています。

「エコロジカルフットプリント」地球1個分の受容量を様々な点で超えていることにより

生ずる弊害と言えるのではないでしょうか。

ではどうするのか。ワクチンや薬、環境に配慮したプラスチック素材を開発する。化石

燃料利用を減らし、再生可能エネルギー利用を増やすことで、エネルギーイノベーション

を巻き起こすなどが求められます。

つまり、持続可能な開発(Sustainable Development)をすすめることであり、そのゴー

ル(SDGs:持続可能な開発目標)も示されています。SDGsの達成は、私たち一人ひとり

に大きく関係するものなのです。

                                2020.6.1

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今までの便り一覧 

 ・理事長より(第1回)

 ・2020年度当初所感(第2回)

 ・理事長便り(第3回)

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