温暖化対策センターからのお知らせ と 地球温暖化に関連するニュースです。
2021年01月19日 14時26分
それによると、2020年の世界の平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の基準値(1981〜
2010年の30年平均値)からの偏差は+0.47℃(速報値)で、1891年の統計開始以降、2016年を上回り最も高い
値となりました。
詳しくは、https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_wld.html をご覧ください。
2021年01月19日 11時09分
第15回 SDGs、ESDについて(Ⅰ)
最近、流行語のようになっている「SDGs」が気になっています。
「流行語」と表現したことは適切ではありませんが、批判を恐れずに言うとそのようなムードを感じてしまいま
す。そして、これからもその重要性が社会に認知されていくことを願っています。
SDGsは、これからも人類が生存し続け、世界中の誰もが幸せになるために持続可能な開発が必要であり、そのた
めの目標17項目(ゴール)を国連が示したものです。私はこれを利他主義であり現代社会における世界的倫理観
として理解しています。
時期を同じくするように自国第一主義が台頭していますが、その内容から利己主義と捉えることが出来ますので、
今の時代は「SDGs(利他主義) VS 自国第一主義(利己主義)」と整理できるのではないでしょうか。まるで、
一時代前の資本主義と社会主義が対峙した構図に似ています。
この2つの価値観が生まれた背景は、人類が徐々に厳しい生存環境にさらされているということで、持続性に危機
を感じているからではないでしょうか。
私たちが直面する課題は、気候、環境、食料、格差、性差、エネルギーなどあらゆる分野に及び、環境面では、陸
域、空域、海域の全て域に及びます。これらすべてに地球規模の慢性的な問題にさらされていますが、根本的な原
因者は人間であり、人口の爆発的な増加ですから、自分自身のあり様を見直さなければならないと考え、地球温暖
化対策の普及啓発に取り組んでいる次第です。
私自身、この活動は10年を超えましたが、日本政府が2050年カーボンニュートラルを目標に政策を展開し、産業
界もそれに追随、自動車産業をはじめとして様々な産業が大きく変化しようとしています。
いよいよスマートな革命・社会イノベーションがスタートします。この度の革命は、SDGsという評価指標があり
ますので、炭素社会を生み出した1800年代の産業革命のようにはならないと信じています。
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今までの 理事長便り一覧
・理事長便り(第3回) 温暖化・プラスチック・感染症問題の共通点
・理事長便り(第5回;緊急)豪雨被害お見舞いと地球温暖化適応策
・理事長便り(第6回) CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けてエネルギーイノベーションへの期待
・理事長便り(第7回) CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けて
・理事長便り(第8回) 市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画事務事業編)
・理事長便り(第9回) 市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画区域施策編)
・理事長便り(第11回) 昔の生活・社会とこれから(脱炭素生活)
2021年01月07日 13時22分
「みんなでおうち快適化チャレンジ」キャンペーン* の記事から、断熱リフォームについて紹介します。
*環境省で、令和2年11月26日(木)からすすめているキャンペーン
「昔の家」「今の家」「これからの家」それぞれを映したサーモグラフ。
0℃に設定された屋外側から見た3つの窓を見比べてみましょう。
青色ほど温度は低く、赤色から白色は温度が高いことを表します。
「昔の家」の省エネルギー基準は昭和55年。
「今の家」の省エネルギー基準は平成28年。
「これからの家」は、HEAT20(2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会)で定めたより高い断熱グレードの住宅。
左下に映る「昔の家」の窓が赤くなっているのは、断熱性の低い掃き出し窓から室内の暖気が出てしまっているため。
断熱性の低い建材や工法が原因になり、軒下からも熱が逃げているのがわかります。
詳しくは、
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaiteki/topics/20201218_02.html
をご覧ください。
2021年01月05日 14時32分
環境省では、暖房時の室温を20℃(目安)で快適に過ごすライフスタイルを推奨する『WARM BIZ』(ウォームビ
ズ)を呼びかけています。
今回、「ウォームビズ」のポスターが新しくなりました。このポスターでのコンセプトは、暖房に頼りすぎること
なく、冬を快適に過ごせるライフスタイルの実践を呼び掛けています。
このような工夫を通して、体も心もあたたかく、冬の寒さを乗り越えようといったメッセージとなっています。
ポスター NO.1
ポスター NO.2
2021年01月05日 10時24分
2021年 新年のご挨拶
新しい年のはじまりです。今年もどうぞよろしくお願いします。
昨年を顧みると、例年にない大きな出来事がいくつもありました。
♦新型コロナウイルスにより健康、生命の危機に世界中の人々がさらされました。(今も続いています。)
♦世界経済が衰退し、かつてないような株価変動もありました。
♦移動自粛や制限、都市の閉鎖などにより社会のあり方が大きく変わりました。
♦東京オリンピック開催が1年延期されました。
♦日本の首相が変わり、国を挙げて2050年カーボンニュートラルを目指すことが宣言されました。
♦米国の新たな大統領にバイデンさんが選出され、パリ協定への復帰を表明しました。
♦熊本では人吉・球磨地域で大規模な豪雨災害がありました。
これらのことは、コロナと地球温暖化によるものです。新型コロナなど感染症は、温暖化の進行によって今まで以
上に深刻になると言われていますので、それが事実だとすると、言いすぎかもしれませんが「全て地球温暖化に起
因する」となります。
さて、今年はどのような年になるのでしょうか。期待を込めて考えると。
♦新型コロナワクチンの接種がはじまり感染者数が減少、知見も豊富になり治療が効果を上げる。
♦世界経済が持ち直し、株価も安定する。
♦感染症対策や意識はそのままに、社会活動が活性化する。
♦東京オリンピックが開催され明るさを取り戻すきっかけとなる。
♦世界が脱炭素社会構築に向かってまい進し、日本や米国の具体的な温暖化対策が加速する。
♦災害対策も含め地球温暖化への適応が充実する。
というところでしょうか。
くまもと温暖化対策センターの活動としては、蓄電池や太陽光発電と省エネ家電の普及を中心とする緩和策の推進
と、災害への対応をチェックし改善する適応策の普及に組むことになると思います。
2021年1月1日は、「脱炭素社会」の実現に向けた元日でもあります。本年がより良い年になることを心より願
っています。
くまもと温暖化対策センター
理事長 田邉 裕正
2020年12月22日 11時24分
~年末年始のお休みについてお知らせ~
いつも くまもと温暖化対策センター の活動にご理解ご協力、ならびにご支援を賜りまして、
誠にありがとうございます。
当センターの年末年始休業について下記の通りお知らせいたします。
≪年末年始の休業期間≫
令和2年12月25日(金)午後 ~ 令和3年1月4日(月)
令和3年1月5日(火)9時30分から事務所は通常通り空いております。
休業中も、メール・FAXでのお問い合わせ等は受け付けておりますが、
1月5日(火)以降の対応になりますことをご了承ください。
休業中はご不便・ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2020年12月15日 11時44分
国立環境研究所と環境省は、2019年度の我が国の温室効果ガス排出量(速報値)をとりまとめました。
2019年度の温室効果ガスの総排出量は12億1,300万トン(二酸化炭素(CO2)換算)で、前年度比2.7%減(2013年度比14.0%減、2005年度比12.2%減)でした。
2020年12月10日 10時17分
第14回 令和2年度環境白書「気候変動時代における私たちの役割」のご紹介
本年7月に発行された環境白書をご覧になりましたか。
環境白書は、環境に関する現状分析と将来展望をまとめたもので、毎年環境省が編集しています。大変に読みやす
い内容です。
第1章気候変動問題をはじめとした地球環境の危機
第2章政府・自治体・企業等による社会変革に向けた取組
第3章一人一人から始まる社会変革に向けた取組
となっており、参考資料も含め142頁にまとめられています。
第1章では、気候変動を始めとした地球環境の危機が、人為的要因による温暖化によるものであること、海洋プラ
スチック問題も深刻であること、これら現状に対応するため社会の変革が必要なことが記されています。
第2章では、社会変革に向けた具体的な取組みが紹介されており、第3章で脱炭素と持続可能な社会づくりに向けた
ライフサイクルイノベーションについて記載されています。
なお、ライフスタイルイノベーションについては、私たち一人一人が始めるべき取組みが、「衣食住」「移動・交
通・輸送」「働く」「レジャー・余暇」に分けて事例を示し説明されていますので、大変参考になるものです。
読み終えると、現状の地球環境の全容と社会の動向が理解できます。また、つまみ読みでも理解できますし、将来
への希望も感じることができると思いますので、是非、ご一読ください。
インターネットを用いて「環境白書」で検索すると入手可能です。
この中で私が希望を感じたのは、地球環境の危機に対応するため、社会の変革が各地ですでに始まっていることを
知ることができたからです。もちろんのこと記載されていることが全てではありませんし、上手くいっていないも
のもあるかも知れませんが、いずれにしてもライフスタイルイノベーションの萌芽期にあると思いました。
1800年代に起きた化石燃料利用は、私たちの生活を大きく変え、今の世界経済を構築しましたが、それより以前に
は、石炭や石油を利用する社会が到来するなど考えたこともなかったはずです。それから200年ほど経った現在、
脱炭素社会に向けた動きが加速していますが、京都議定書が採択された1997年頃、この様な現状を予想する人もま
た極わずかだったと思います。この20年ほどで社会は大きく方向を転換し、その真っただ中に私たちはいます。
脱炭素社会がどのようなものか想像することは難しいかもしれませんが、再生可能エネルギー利用が増大し、蓄電
池の普及もあり、脱炭素に向かって確実に進行していることが感じられます。
(参考)
環境白書のURL: https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/
解説動画(リンク先:YouTube) [第1章] [第2章] [第3章] [第4・5章]
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令和2年度環境白書「気候変動時代における私たちの役割」のご紹介(128KB)
今までの 理事長便り一覧
・理事長便り(第3回) 温暖化・プラスチック・感染症問題の共通点
・理事長便り(第5回;緊急)豪雨被害お見舞いと地球温暖化適応策
・理事長便り(第6回) CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けてエネルギーイノベーションへの期待
・理事長便り(第7回) CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けて
・理事長便り(第8回) 市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画事務事業編)
・理事長便り(第9回) 市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画区域施策編)
2020年12月08日 13時03分
熊本県主催の「くまもと環境賞」に応募してみませんか。
「くまもと環境賞」は、温室効果ガスの排出削減、3Rの推進、自然の保全や希少な動植物の保護、
川や海の環境美化や地下水の保全・涵養、環境教育活動や啓発活動などの活動について、表彰する
ものです。
個人の方、会社や学校、有志の方々による各種団体など、より良い環境を目指して活動されている
皆さんの取組みについて、応募してみませんか。 詳細については、https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/49/73715.html をご覧ください。![]()
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2020年12月01日 14時42分
環境省では、クールチョイスのキャンペーンとして「みんなでおうち快適化チャレンジ」
キャンペーンを開始しました。
家庭の省エネ対策としてインパクトの大きい、エコ住宅・断熱リフォーム、省エネ家電への買換えを通じて、 みんなで、脱炭素で「快適、健康、お得な新しいライフスタイル」にチャレンジしましょう! 本キャンペーンは、関係団体と連携し、「2050年カーボンニュートラル、 脱炭素社会の実現」に向け、 もっと快適・健康・お得な、新しいライフスタイルへの転換を提案します。
最新情報はこちらをご確認ください! https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaiteki/
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チラシ(エコ住宅・断熱リフォーム)
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チラシ(省エネ家電)
2020年12月01日 11時02分
第13回 地球温暖化による気候危機と災害への備え
近ごろ頻繁に「観測史上最高の気温」「50年に1度の大雨」などと形容される気象現象が起きています。原因とし
て考えられるのは気温上昇です。つまり地球温暖化が進行しているということです。“気候変動”と呼ばれていまし
たが、激しさを増した近年は“気候危機”と呼ばれるようになり、災害に備える(適応する)ことが今まで以上に必
要となりました。
地球温暖化による気候危機は、私たちの生命や財産を脅かしています。この温暖化に大きく関係するCO2 の排出量
を削減するための対策を「緩和策」と呼びます。CO2 は、日常生活に欠かせない家電品や車の利用などにより排出
されるため、無駄な使用を控えることや効率のよい製品を使用することが求められます。
また、温暖化による影響に備えるための対策を「適応策」といいます。行政レベルの適応策は、河川や海岸の護岸
工事や変化する気候に対応できる農作物への品種改良などがあります。そして、私たち個人レベルで行うべき適応
策は、災害から身を守るための対策で、「自助・共助・公助」の内、自助に該当する分野の充実を図るものです。
そのためにお住いになっている土地(場所)、住宅、生活や自分自身について現状をチェックし、対策を検討、不足
していることがあれば補う必要があります。
そこで、災害への備えとして活用していただきたいのがハザードマップです。地震、津波・高波、土砂、浸水など
の発生時に予測される災害の大きさとその範囲を地図に表したもので、市町村の災害対策担当窓口やインターネッ
トから入手可能です(自治体によっては整備していないマップもあります)。
自分の家がどのような立地にあるのか周辺の状況も含め確認し、起こりうる被害を予測、避難のタイミングなどを
考えてください。具体的には、ハザードマップに基づき現地及び避難場所確認したうえで、住宅の安全性、生活、
自分自身についてチェックすることが必要です。多発する自然災害から命を守る取り組みを実践しましょう。
くまもと温暖化対策センターでは、「2020 地球温暖化の影響による気候危機と災害への備え・適応力自己チェッ
クリスト」を作成し試行中です。興味のある方は事務局までお問い合わせください。
印刷はコチラから
今までの 理事長便り一覧
・理事長便り(第3回) 温暖化・プラスチック・感染症問題の共通点
・理事長便り(第5回;緊急)豪雨被害お見舞いと地球温暖化適応策
・理事長便り(第6回) CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けてエネルギーイノベーションへの期待
・理事長便り(第7回) CO2排出実質ゼロ(脱炭素)社会実現に向けて
・理事長便り(第8回) 市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画事務事業編)
・理事長便り(第9回) 市町村の地球温暖化対策事情(地球温暖化対策実行計画区域施策編)
2020年11月24日 13時54分
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/lp/
~ 記事は、ここから ~
毎日、設定温度を1℃下げるだけで 1,430円節約(ひと冬で、)
【参考】ひと冬の電気代:約9,900円、消費電力量:約367kWh(原油換算:約92L)
【参考】ひと冬の灯油・電気代:約13,260円、消費灯油量;約143L、消費電力量:約35kWh (原油換算:約144L(灯油、電力の合計))
毎日、使用時間を1時間短くすると 2,150円節約(ひと冬で、)
【参考】ひと冬のガス・電気代:約19,390円、消費ガス量;約114m³、消費電力量:約33kWh (原油換算:約141L(ガス、電力の合計))
2020年11月19日 11時20分
環境省は、令和2年度版環境白書を解説する動画コンテンツをYoutubeチャンネルにて公開しました。
そのうち、”第1章 気候変動問題をはじめとした地球環境の危機” を紹介します。
https://youtu.be/9KFslvf6oCU ←YoutubeのURL
令和2年版環境白書の解説①第1部総説 第1章
2020年11月19日 10時25分
平素より 地球温暖化防止活動にご理解、ご協力賜わり誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、11月20日(金)NPO法人くまもと温暖化対策センター 事務局は臨時で休業いたします。
メール・FAXでのお問い合わせ等は受け付けておりますが、対応は11月24日(火)以降になりますことを
ご容赦ください。
以上 どうぞよろしくお願い申し上げます。
2020年11月17日 11時33分
『くまもとCO2ゼロ びっくりアイデアコンテスト』 の締切は11月30日(月)です。
皆さんのアイデアをお待ちしています。
詳しくは、
特設サイト https://kumamoto-co2zero.com/
熊本県HP https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_36512.html
問い合わせ先:
環境生活部 環境立県推進課 環境活動推進班
電話:096-333-2264
ファックス:096-383-0314
kankyourikken@pref.kumamoto.lg.jp